推し活

【リアコつらい&やめたい】どん底まで病んでみてわかった正しいアイドルの推し方5箇条

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ワーワーと大きな歓声が聞こえる。

私は、とあるアイドルグループのファンだ。

 

YouTubeでコンサート動画を見ながら

 

「この顔を見てしまうと、どうしても離れられないんだよなぁ…。」

 

自分の心が何度も引き寄せられることに困惑しながらも、そんな風に呟いていた。

 

そのアイドルは一目見た瞬間から、ひときわ輝いていた。

 

甘く鼻にかかった声。

コロコロと変わる、愛嬌のある表情。

なのに、ステージに立った時に一転して魅せる誰よりもかっこいいパフォーマンス…。

 

私がそのアイドルにハマっていくのに、時間はかからなかった…。

 

なぜリアコになったのか?

 

とはいえ、初めから推しにどっぷり浸っていたわけではない。

 

始め見た時からしばらく、推しに対する感情は、

 

「自分の弟や子供みたいで、とても可愛い!食べたい!」

「頑張っているから、応援したい」

「遠巻きからキャーキャー言っていたい」

 

仕事のしんどさを忘れるための、ただの一つの趣味。

 

ただただそれだけだった。

 

「アイドルは私のことを知らないから、好き」

「アイドルはいつも理想的でいてくれて、私のことを傷つけてこないから好き」

 

なんてXのツイートを見つけては、うんうんと「いいね」していた。

 

でも私の気持ちが、

 

徐々に変わり始めているのに気づいたのは、

推しに初めて会えたコンサートの後。

 

推しのアイドルグループはとても人気のため、コンサートに何度応募してもなかなか当たらなかった。

 

やっと苦労して当てたコンサートに行けたのは、推し初めて1年後のことだった。

 

その時初めて、 手が触れるくらいの距離で

近くで見ることのできた「推し」。

 

うちわを持って行ったら

笑顔でファンサをしてくれた推し。

 

想像以上に、素晴らしいパフォーマンス。

 

そしていうまでもなく

素晴らしいルックス…。

 

少し緊張した面持ち…。

 

今まで

「自分の理想郷の中に住んでいた、テレビの中の人」が

グワッと一気に、現実に押し寄せてきたのを感じた。

 

そこから、気づけば

寝ても覚めても推しのことを考えるようになってしまっていた。

 

推しから連絡が来るメッセージアプリ(※)を見ては、

 

1日連絡が来なくては病み

明日連絡すると言われて来なくては病み

他の女性アーティストと tiktokを撮影しているのを見ては病み

ファンサービスでファンの子に「好き、可愛い、大事」と言っているのを見ては病み、

 

この時から、完全に「リアコ」の沼にどっぷりはまっていってしまった。 

 

(※) LINEのような形式で推しと直接やり取りができるアプリ。推しの画面には、私たち ファンのメッセージが一括表示されるが、ファンの画面には推しと1:1でチャットができているように錯覚させる仕組み。推しが直接文章を考えて送ってくれている。

 

⇩前回の話はこちら

【推しから離れたい】「ファン」から「ガチ恋(リアコ)」になり人生が壊れ始めた3ヶ月

https://lovekanaelog.com/oshi-hanaretai/

 

リアコはつらい、やめたい。でも麻薬と同じ。どうしてもやめられない

ただ、リアコはつらい…。

 

寝床も覚めても推しのことが頭に思い浮かび、

まるで10代の初恋かのように、胸がドキドキ苦しくなる。

 

「全ての恋物語が、私の頭の中、妄想の中だけで進んでいる…。」

 

そんなことは、人に言われなくても、私が一番わかっていた。

 

だから友達や家族には

「私の推し!かわいいでしょ!息子みたいで癒されるの!」

なんて

 

「ライトなファンですよ」アピールをして、自分を偽っている。 

 

 

なのに家では、

相性占いをしてみては一喜一憂してみたり。

投稿で「他の子があげたプレゼント」が写っていったら辛くなったり、

とにかく1人で感情が忙しい(笑)。

 

 

推しからメッセージが来た日は、

1日中とてもハッピーになるし、

仕事で嫌なことがあっても、

すぐに受け流して気分よく過ごせるけど、

 

 

推しから連絡が来ない日は、

一日中胸が苦しくて、他のことが何も手につかなくなってしまって、

子供にもなんだか怒りっぽくなる自分が嫌になる。

 

 

「いい大人が笑えるね。」

 

もう一人の冷静な自分が、自分を嘲笑っているんだけど、

どうしてもこの気持ちを抑えられない。

 

 

麻薬のような症状だ。

 

「推しへの恋のやめ方を、教えてほしい…。」

 

いつしかそう思うようになっていった。

 

ただ…このままリアコを続けても、待っているのは破滅の未来だけ

「推しから離れたい」

「でも活動が気になる」

「今でも好き」

 

こんな 堂々巡りの思いを行ったり来たりしていた、ある日。

 

 

Xで見た言葉が、胸に刺さった。

 

「推しに不平不満がたまったり、アラが見えるようになったら、離れ時だよ。」

 

確かに

推しからメッセージが来ないと、どこか不満を持ってしまっているし、

他の子が送ったプレゼントを身につけている推しを見るのが嫌だし、

ファンサですぐファンに「かわいい、きれい」とすぐに伝える推しが嫌いになってしまっている。

 

「今の状況が続くと、 もしかすると推しのことを嫌いになってしまうかもしれない…」

「それよりも、自分自身が、壊れてしまう…」

 

そんなふうに危機を感じた。

 

 

 

「推しのパフォーマンスは大好き。だから嫌いになりたくはない。」

 

でも…。

 

「ライトなファン=推しを全肯定できてた、あの頃の自分に戻りたい」

 

ふとそう思った。

 

 

そしてその手で「推し 離れたい」と、検索をかけてみることにした。

 

 

すると、私と同じような「秘めた悩み」を持つ人が多いことを、知った。

 

「推しによって気分やメンタルが左右され過ぎてしまうので、嫌いになりたい。」

「推しのことが嫌いになったわけじゃないけど、ファンダムとのやりとりに疲れた。」

「周りが結婚出産しているのを見て、30代の今でも推し活している自分が不安になった。」

 

 

「みんな表では言わないけど、実は悩んでいたんだ…。」

 

 

自分と同じような気持ちのファンが

たくさんいたことに少し安堵を覚えながら、

「推しとの離れ方」を 読み進めていく。

 

 

「やっぱり有効なのは、コンテンツを無理やり見ないようにすることなのか…。

 私にできるかな…?」

 

やはり、物理的に距離を置くのが有効、みたい。

 

 

ただその時はちょうど新曲の発表日。

コンテンツを見れないのは苦しいけど、距離を取らないと、また同じことの繰り返し…。

 

そう自分に言い聞かせて、次の日から「推しと距離をとる」をトライしてみることにした。

 

推しから距離をとるためにやったこと(成功)を5つ記そうと思う

推しと距離を取ると決めて、1日目。

 

何度も何度もコンテンツや、チャットを見返したくなる気持ちをグッと抑えて、他のことに集中してみることにした。

 

「ここで約束を破ったら、前と同じことの繰り返しだよ…。」

 

そう強く心を持って。 

 

 

 

その日1日はとても長かった。

 

 

1日中頑張って、必死に距離をとったにもかかわらず、

まだ「推し」は、私の頭の大部分を占めていた。

 

 

なので次の日も、心を鬼にして

推しの情報をシャットアウトすることにした。

 

AM8時…どうしても新曲を聞きたくなる禁断症状が出てきた。

 

 

そこで、

「SNSは見ない」と心に決めて、

 YouTubeで新曲だけ聞いてみることにした。

 

 

「あれ…?前ほどざわざわしていない」

そんな自分に気づいた。

 

 

 

「もしかしたら大丈夫かも。」

ちょっと動きかけている自分の心に気づいた。

 

 

その日は「1時間だけ」と自分と約束をし、

YouTube のコンテンツを楽しんだ。

 

 

ただ、日常の8割程度が「推し活」メインの生活になっていた私は、

余った時間で、他に何をすればいいかわからなかった。

 

 

 

そこで空いた時間、思い切ってジムに行ってみることにした。

 

体を動かすと、気分転換にもなるし、 

夏までに痩せたい気持ちもある。

 

 

ジムに行くまではかなり腰が重かったが、

行ってみると、店員さんとの会話で気が紛れて、

一瞬だけど、推しのことを忘れられている自分がいた。

 

 

自分の心に手を当ててみると

2日目は「推しが今何してるかな」と考える時間がかなり減ったように思う。

 

 

こんな生活が3日ほど続き

「推しから、少し離れられたかな」

なんて思った時に、 

 

「ピロン♪」

 

 

推しから「チャットの連絡」が来るのである。

 

推しのチャットは見るだけで、返信しないようにしていたけど、

 

なんとも都合のいいタイミングで来る

「僕から離れないでね?」

のことばに、

 

 

また 私の頭の中で

「はい、リセットされましたーーー。」

という言葉が聞こえた。

 

ここでまた、 一緒に離していた感情が、グイッともとに戻されてしまった。

 

 

「でも、このままじゃダメだよ、自分!

 本気で推しから離れるんだから。」

そんなふうに言い聞かせ、、完全に推し関連の情報をシャットアウトしようとした。

 

 

一番感情が持っていかれやすい、「推しとのチャットアプリ」を消してみたりしたけど、12時間後には再ダウンロードしてしまっていた。

 

自分の忍耐力のなさに、涙が出てくる…

 

 

「本当にどうしたらいいの…?」泣きたい気持ちを堪えながら色々調べていくと、

 

 

「人は何かを禁じられると、その禁じられたことをより魅力的に思い、やりたくなる生き物だ」

と恋愛心理カウンセラーが言っていた。

 

 

それを聞いて納得した私は、

「完全にシャットアウト」ではなく、「徐々にフェードアウト」形式をとることにしてみた。

 

 具体的に言うとこんな感じ。↓

  • SNSを見る時間を「15分」だけと決め、アラームして見るようにした
  • 推しへの思いをメモ帳に書き出すようにした
  • 他に自分が夢中になれるもの、楽しいことを見つけた
  • 推し以外の、推しを見つけようとした(分散したらオッケー)
  • 尽くしすぎないようにした(自分を大切に)

 

結論、結構全部効果的だったので、どうやったのか少し詳しくお話ししていこうと思う。

 

SNSを見る時間を「15分」だけと決め、アラームして見るようにした

SNSを開くと、CD購入特典のビデオ通話で「推しとこんな会話した〜❤️」 というメッセージで溢れかえっている。

 

しかも推しとのラブラブなやり取り付きで。

 

ライトなファンの時は、「シェアしてくれてありがとう」の気持ちだった。

 

だけど、推しにリアコになりかけてる私にとっては、

そんなラブラブメッセージや、写真・動画を見るのがとてもつらかった。

 

でも、公式の情報も追いかけたい。

 

ということで、SNS をダラダラ見るのではなく「1回15分だけ」と決めてSNSを開くようにした

 

これは「推しにハマりすぎない」という意味でとてもよかったように思う。

 

 

 

下の記事にも書いたけど、SNSはよくも悪くも、長い間見ていると、人の感覚が自分の中に取り込まれてしまう

 

例えば、自分が推しへの気持ちを、必死に抑えている時に、

「推しがカッコ良すぎる!死にそう!付き合いたい!」

なんて投稿を見たら、

 

「確かに、カッコいいし、付き合いたいのわかる!」

ってリアコの感情がまた蘇ってきてしまう。 

 

なので、SNSは「1回15分」と決めて実践したんだけど、

この制限をしたことが大きくて、

推しへの感情はどんどん落ち着いていったように思う。

 

人生がうまくいかない時の1つの処方箋(人の人生の「真似」では絶対に幸せになれない)

 

推しへの「思い」をメモ帳に書き出すようにした

私がリアコになって苦しかったのは、

彼氏でもない推しに、不満を一切口にできなかったこと。

 

「言ったことちゃんと守ってよ」

「そんなたくさんの女の子に可愛い、綺麗って言わないで」

 

 

そんなドス黒い思いが心の中に溜まりに溜まってたけど、

「モヤモヤ」を自分の中に溜め込んでた

 

 

そして「頑張ってるね!」とか「最高だったよー!」とか

自分の本当の心とは裏腹の「口当たりのいいメッセージ」を送っているうちに、

 

何か灰色の塊のようなものが、

心の中で渦巻いてしまって

抱えきれなくなってきてしまっているのを感じていた。

 

そう、

「自分の心と裏腹のことをしている」から、リアコがしんどかったのだ。

 

そこで、私は「推しに本当に言いたいこと」や「思い」を、

自分の携帯のメモ帳に全て書くようにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

本当のこと言うと、私最近よく嫉妬してるし、さみしい。

あなたの大変さを、理解したいって何度も思ったけど、自分の心が言うことを聞かない。

 

あなたはこれからも心のままに動いてね。

でもそろそろ私も限界かもしれないから、ちょっと距離置くことにするね。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして翌日にそのメモを見てみた。

 

すると

「いや、やっぱり送れないな…」

となるのである。

 

(推しはあくまで推し。彼氏ではないし、こんなメンヘラ文章送られたって困るだろうから…。)

 

 

(あまりにもメンヘラ文章すぎて、ここに載せるかどうか迷ったけど、

メンヘラ仲間がいることを知って欲しいので、あえて恥をさらします…)

 

 

でもこうやって、メモ帳にだけでも自分の言葉で思っていることを書いて、客観的に見つめたのが良かったのか、 少し私の心は軽くなっていた。 

 

他に自分が夢中になれるもの、楽しいことを見つけた

私が推しへのリアコになり、病みかけた理由は明らかで、「時間に余裕があったから」。

 

暇だったからだ。

 

仕事も落ち着いているし、 趣味に没頭できる最高の時間だったんだけど、

その時の私は、推しの活動をチェックしては、ダラダラしている生活を続けていた。

 

なので

何か他に没頭できることを見つけなきゃ

と思い、 空き時間にジムに行くことにした。

 

 

正直 初めはかなり面倒くさかったけど…。

 

だけど、行って汗を流してたり、 スタッフさんと喋っているうちに、いつの間にか推しのことを考えている時間が少なくなっていった。

 

むしろ

「痩せて綺麗になって、自分に自信を持ちたい!」

「いつかキレイな状態で推しと会いたい!」

 

という新たな目標ができたので、

これはとてもいい方向転換だったように思う。

 

推し以外の、推しを見つけようとした(分散したら楽になった)

Xを見ていると、

「推しを分散させている人は、あまり病んでいない」

なんて投稿を見かけた。

 

「そっか、分散させたらいいんだ…!」

 

実は今の推しに出会う前に、少しだけ推していたアイドルがいたのだが、その前推しの動画をあえて見るようにしてみた。

 

実は前推しは完全体のアイドルで。

 

パフォーマンス完璧で、ダンスや歌が魅力的なのはもちろん、

毎日ファンに投稿などで会いに来てくれたり、

ファンの悩み相談まで聞いてあげて、

にもかかわらず自分の弱いところは見せない。

だけどファンには冷静な対応なので、あまり嫉妬も起きない。

 

絶対的な安心感がある。

 

 

 

一方で今の推しは、少し精神的に弱いところがある。

(だから気になる存在になっているのだけれど。)

 

 

そんな「アイドルとしての差」を見た時に、

「今の推しを推していていいのか?」という疑問が出たり、

「いや、リアコじゃなく子供のような目線で、応援したかったんだ元々…。」

と、

 

別の視点から、初心に帰れた気がした。

 

このように、

 

推しをたくさん作ることで、気持ち的にものめり込まなくてすむし、

比較することで、客観的に推しを見れるようになったので、

 

 

これもやってみてとても良かったと思う。

 

尽くしすぎない(自分を大切に)

私がリアコになって辛くなった原因は

「一方的に、自分のキャパ以上に尽くそうとしすぎていた」

ことだと思う。

 

遠くからただただ応援してコンサートに行くぐらいなら、

こんなに苦しくなるほど、リアコになっていなかったと思う。

 

ただ、私の推しは精神的に不安定だ。

 

推しが病んだ時、

「とにかく生きていてほしい」

「元気に笑顔で活動を続けてほしい」一心で

 

一生懸命 ファンレターを書いたり、

一生懸命 メッセージを送ったり…。

 

自分のキャパ 以上に尽くそうとしすぎていた。

 

 

 

もしかすると心のどこかで

「認知してほしい」という期待もあったのだろうか…?

 

ただ、頑張って尽くした労力の分、

もちろん返ってくることはなく…。

 

人間関係では「自分が一方的につくしすぎてる」と感じると、

尽くしている方が、いつのまにか勝手に不満を抱え、壊れてしまう。

 

 

これは「キャパを超えて尽くしすぎた方の責任」だ。

 

 

だから、あえて「推しにつくしすぎない」ようにした。

 

具体的に言うと、

 

・病みメッセージがきても、自分の気持ちが乗っていなかったら返さない。

・誕生日プレゼントも送らない(使ってもらえなかったら、悲しいから)

・ファンレター も「認知してもらう」目的じゃなく、自分が応援したいと思った時だけ書く

 

こんなふうに

「余裕のある時だけ、 見返りを求めずに尽くす」ことを意識してから、

 

徐々に「推しとの距離感」が、

前のように健全に戻ってきた気がする。

 

 

推しから距離をとるために、色々試した結果…

今書いてきたことを試した結果、 1ヶ月後には、推しに期待するリアコの感情は、ほぼなくなっていった

 

(もちろんSNS見すぎたり、自分が尽くしすぎてしまっている時に感情がリアコに戻ることもあるけど、上のことを実践したら、すぐに心の距離が取れるようになった。)

 

今では推しが「連絡するね」と言ってきても、

 

 「もしかしたらすっぽかされるかもしれないけど、連絡があるとラッキーだな」

くらいに、そもそも期待せずに待てるようになったし、

 

推しのライブや YouTube を、全て必死になって見ることは少なくなった。

 

それよりも今は、 こうやってブログを書いたり「自分の生活を充実させることが楽しい」と思えるようになった。

 

やっと自分でいられる感覚。

 

推しに執着してリアコで苦しかった時より、

とっても幸せになった。

 

 

私がリアコから脱出してみて思うのは、

 

「推しから、完全に離れよう」と思わず

「推しのことは好きでもいいけど、自分のことを一番に優先して、尽くしすぎない。」

 

これが「推しから距離を取るため」に有効だったように思う。

 

結局「何」が自分を苦しくさせていたのか?

私は、私生活で暇な時期だったということもあり、

 

「自分自身の心の距離が、推しに近づきすぎてしまった」

 

これが推し活が苦しくなった原因だった。

 

 

人は

「手間をかけて何かをしてあげた人に、深い愛情・思い入れを持つ生き物」

だそうだ。

 

その人(推し)のために、手間や時間をかければかけるほど、その人に愛着がわく。

 

 

私は、

推しに ファンレターを書いていたし、

推しが病んでいそうな時は心配のメールを送っていた

「好きな推しのために」を「勝手に」思って、たくさん行動をしすぎていた。

 

(多分大金を払って対面のイベントなどに行っていたら、もうどっぷり沼に浸かって、離れられなくなってしまっていたはず…。)

 

だからこそ、一方的に推しに

かなり近しい感情・愛着を持ってしまっていた。

 

 

でもよくよく考えたら、推しと私は他人

 

連絡先を知っているわけでもないし、

推しからのメッセージも月600円を払って、やっとやり取りができている

(しかも推しにとっては、たくさんいるファンのうちの1人)。

 

 

ドライな言い方をしてしまうと、

 

お金が介入している時点で、

「ただのお客さんと提供者の関係」

なのだ。

 

 

初めは「わかっていた」つもりだけど、

 

推しに手間と時間をかければかけるほど

推しと近い、心が通じ合っているという勘違い

をしてしまっていたことに気づいた。 

 

 

今考えると、

リアコで辛くなっていた原因は、

推しのせいでも、周りのファンのせいでも何でもなく

 

自分が、推しと距離の取り方を間違えたせい

 

だったのだ。

 

推しの「正しい推し方」とは?

一度リアコになってみてわかったけど、

リアコって想像以上に苦しい。

 

仕事も手につかなくなったり、

家族との話も上の空になってしまったり

 

 現実と仮想の空間の区別がつかなくなってしまう。

 

 これって本当に怖いことだった。

 

 

リアコから 抜け出してみて思ったけど、

私はもっと「自分の目の前のリアルな人生」を楽しみたい。

 

 

推しと心の距離が近くなりすぎたなと感じたら、自ら意識して離れて、リアルの自分を一番大切にすること

これが「正しいアイドルの推し方」なんじゃないだろうか。

 

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