推し活

旦那より推しが好き!?夫婦仲を見直すことになった「ある1つのきっかけ」とは

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私には大好きな「推し」がいる。

いや、大好きという言葉では収まらないほどに。

 

彼は私にとって、

息子のようであり、

恋人のようであり、

パフォーマーであり、

夢を与えてくれる…

 

 

そうまさに「アイドル」なのだ。

 

 

推しがいるから

頑張って毎日を過ごせるし、

 

推しがいるから

家族の前でも笑っていられるし

 

推しがいるから

自分がまだ女性なんだということを忘れずにいられる

 

 

とにかく何にも変えがたい

日々の潤いでいてくれる存在

それが「推し」なのだ。 

 

 

「僕を見て、毎日楽しく過ごしてくれたらいいな」

そんな推しの言葉に

 

 

キュンとしながら

「推しのおかげで幸せだよ…!」

とまるで10代の乙女かのように従う私は、

どうかしてしまったのだろうか…。

 

 

現実の私は30代の主婦…。

8歳の子供もいる。

 

 

旦那からは、

もう頻繁に「好き」「可愛い」「キレイ」の言葉もない

 

 

ただのやつれた30代の母親。

 

 

そんな「女を捨てざるをえなかった私」の「潤い」になってくれたのが、

大好きな「推し」だったのだ。

 

 

推しが「付き合って」と言ってきたら…どうする?

Xで、つぶやきをスクロールしていると、ふと

「推しと付き合ったら、こんな感じだよね!」

と妄想を言語化している人がいた。

 

 

その妄想を読んでは

キュンとしてしまう…。

 

 

…妄想は自由だもんね。

 

 

私も「自分の頭だけ」と言い訳をしながら、

「もし推しと付き合えたら?」なんて考えてみた。

 

 

 

「いや、でも待てよ。」

私には夫も子供もいる。

 

 

そもそも子供が悲しむことは絶対できない。

だから、絶対に旦那とは離婚はできない。

 

 

いや違う違う。

これは妄想だ。

 

 

頭をふって、

現実から空想に、

むりやり脳内で飛ばしてみる。

 

 

もし、もしもだよ、

 

 

20代に戻ったとして

旦那と推しが目の前にいたら、どっちを選ぶんだろう…?

 

 

ただの妄想だよ。

ちょっと考えてみた。

 

 

旦那は、

とても感謝している「家族のメンバー」。

子育ての大変な時も、協力しあってきた。

 

 

だけど今「男性」として見るのは難しい…

というのが正直なところ。

 

 

お腹もぶよっと出てきて、

髪の毛は気にせずボサボサで、

シミ、しわ、たるみには無関心で。

 

 

キラキラ輝いている「推し」とは、別世界の人間のようだ。

 

 

あ、これ浮気する

旦那さんのセリフみたい。

 

 

でも自分の感情に嘘はつけない。

 

 

浮気している人はこんな感覚 なんだろうか、

なんて脳内を色々思い巡らせてみた。

 

 

 私がしているのは「精神的浮気」なのだろうか…?

 

 

そんな風にモヤモヤ考えている時、

今後の、旦那と推しとの関係を見直す、

 ある重大な出来事

が起こったのだ。

 

仕事での大きなトラブル。その時精神的に支えになってくれたのは…

ある日の朝、私は仕事で

大きなトラブルを抱えていた。

 

 

正直 その時は「推し」どころではなく、

 

「どうやって このトラブルを処理するのか?」

という冷や汗と、

落ち込むのと、

ヤバい…のドキドキの感情しかなかった。

 

 

笑えない。

いつも通りでいられない。

 

 

「どうしよう…。」

 

 

冷や汗をかいて、

尋常じゃないくらい焦っている

 

 

 

そんな私を見て、旦那がゆっくりと口をひらいた。

 

 

「トラブルがあっても大丈夫。

 自分が支えるから」

 

 

「君ならどんなトラブルがあっても、

 いつでもうまくやっていけるでしょ。」

 

 

そう言って、

普段はしないハグをされた。

 

 

普段は旦那にハグされるのは、

正直ちょっと嫌だなと思う時があるけれど(ごめん)、

 

 

焦りでパニックになっていた私にとって、

その時のハグはとても心地よくて

 

 

「この人が旦那で本当に良かった」

心からそう思った。

 

 

「調子いいな、自分」

もう1人のつぶやく自分を、

頭の隅に追いやりつつ…。

 

 

ただこの出来事がきっかけで、

私の旦那と推しに対する気持ちが、

少しづつ変化していったのだ。

 

 

「旦那」がいてくれるから自由にできてた「推し活」だった

その事件の日から、私の気持ちは少し変わっていった。

 

 

「推しは、私がピンチの時

 助けてはくれない」

これをまざまざと、肌で感じたからだ。

 

 

推しは優しいから、

「悲しい」と言うファンがいると

 

「辛い時は、この曲を聞いて」

と、そっと曲を教えてくれたりする。

 

 

でも、推しは「みんなのアイドル」。

物理的に一人一人のファンを慰めるのは無理だ。

 

 

実際に、私も大失敗して焦っている時は、

余裕がなさすぎて、推しの曲を聞いて癒されている余裕もなかった…。

 

 

この「自分がパニックになる事態」を経験して初めて

 

一番大切なものは、

目の前にいてくれる

子供と旦那なんだ

 

「子供と旦那が元気で健康にいてくれて、

推し活に文句を言わないでいてくれているから、

楽しく推し活ができるんだ」

 

 

こんな当たり前の事実に

ハッキリ気づくことができた。

 

 

「人は思ってるよりうまくできてないから、

【今目の前にあるもの】がなくならないと、

その大切さに気づかない」みたい…。

 

旦那より推しに「恋」しているのは否めない。だけど大切なのは…

とはいえ、

「旦那と推しどっちに恋してるか?」と聞かれると、

 

 

「恋」はダンゼン

旦那より「推し」にしていることは否めない

 

 

もちろん、旦那にはとても感謝している。

 

 

 

毎日、雨の日も風の日も

子供のため、家族の生活のために

頑張って仕事に行き、家を支えてくれている。

 

 

休みの日は子供と遊んでくれる。

 

 

私が推しの動画を見ていても、

(少し嫌な顔はするけど)

何も言わないでいてくれる。

 

 

家族に大変なことがあると、

行動で示して、すぐに支えてくれる。

 

 

 

家族としては欠かせない存在だし、

人としては、非のうちどころがないくらいいい人。

 

 

 

「旦那」「子供の父親」「親友」としてみた時、不満は何もない。

 

 

でも一方で、推しへの感情は、

トキメキ(恋愛)

なのだ。

 

 

でも、

今まで散々恋愛をしてきたから

なんとなくわかるけど、

 

 

あと2〜3年したら冷める

一時の感情

なのだ。

 

 

 

 

「あのできごと」の後、妄想で

「20代の私の目の前に、推しと旦那が現れて、

 結婚しようと言われたらどうするのか?」

を、再度妄想してみた。

 

 

色々考えたけど、結局

旦那を選ぶ。

 

 

そういう結論に行き着いた。

 

 

だって、

推しは「推し」

家族は「家族」

なのだから。

 

 

「ステージ上の推し」に恋をしてはいるけど、

私は「本当の推し」のことを何も知らない。

 

 

また推しも、「私のこと」を何も知らない。

 

 

推しが表舞台に立っている時にだけ行われる、一方的な「疑似恋愛」なのだ。

 

 

これをハッキリと認識した今、

一番大切にすべきは家族だ

そう声を大にして、言えるようになった。

 

 

 

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